『新釈クレムナの予言 タラビッチが見た2025年の世界』

立ち読み版

新釈・クレムナの予言 タラビッチが見た2025年


19世紀のセルビアの小さな農村クレムナ村に生きた農夫ミロシュ・タラビッチとその甥、ミタールタラビッチ。二人のタラビッチは当時の人たちには理解不能な予言をいくつも残した。
二人の代父(正教会の後見人)であるザハリヘ・ザハリッチ司祭は、その「予言」の内容を伝承し、広く知られるようになった。
第一次世界大戦中の1915年、セルビア軍の部隊副官としてクレムナに駐留したラドヴァン・カジミロビッチは、ザハリッチ司祭に直接会って予言の内容を記録し、後に「クレムナの予言」として本にまとめ、出版した。
激動するセルビア国内の政権抗争や、セルビアを巻き込んだ数々の戦争、紛争などの予言は、詳細な部分まで次々に現実のものとなり、予言者タラビッチの名前は国外にまで知れ渡った。
「クレムナの予言」は今では世界中で翻訳され、論争も引き起こしているが、日本ではごく一部だけが切り取られ、間違った内容や解釈が混じった紹介が多い。
本書はセルビア語で書かれた資料をイチから英訳し、それをていねいに読み解いていくことで「クレムナの予言」の深い意味にまで迫った解説書である。
特に、金融を支配したアメリカ主導の経済世界が崩壊し、資源と人口という実質的な国力を背景にしたBRICS中心の世界に移行していくことや、現在目の前に差し迫っている「世界最終戦争」の危機など、現代人が直面している問題に焦点をあてた。

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目次

1 ディーガルの2025年予想

アメリカの人口が1億人以下になる  ……12
日本は生き残れるのか? ……16

2 クレムナの予言とは何か? ─背景と概要─

クレムナの風土と現在の姿 ……24
「クレムナの予言」の概要 ……26
ザハリヘ・ザハリッチ司祭のこと ……27
ミロシュ・ミタールらが生きた時代のセルビア ……29
セルビア語の原文を読み解くにあたって ……31

3 ミロシュ・タラビッチ ─その生涯と予言─

奇人ミロシュ ……34
ミロシュ・タラビッチの予言 ……37
 自分の死、家族の死 ……37
 司令官ヨヴァン・ミチッチの運命 ……38
 アレクサンダル・カラジョルジェビッチ1世とミロシュ・オブレノビッチ1世のこと ……41
 ミハイロ・オブレノビッチ3世について ……42
 ミラン・オブレノビッチ4世(国王ミラン1世)の時代 ……44
 セルビア王国の宣言、アレクサンダル王とドラガ王妃の運命 ……45
 カラジョルジェビッチ家の再来とバルカン戦争 ……46
 第一次世界大戦 ……47
 疫病による大量死と技術革新 ……48
 セルビアの荒廃、オスマン帝国の滅亡とオーストリアの没落 ……48
 セルビア帝国の宣言、コンスタンチノープルの運命 ……49
 将来の首都クルシェバツ ……50

4 ミタール・タラビッチ ─その生涯と予言─

ミタール・タラビッチの生涯 ……52
ミタール・タラビッチの予言 ……54
 ミハイロ・オブレノビッチ3世の暗殺 ……56
 ミラン・オブレノビッチ4世に会う ……58
 ミタールが死んだ日 ……61
 ミタールの甥・ミランの証言 ……63
 老ミロシュ公が選挙でセルビア公に復帰する ……67
 ミラン王の運命、第一次トルコ戦争 ……68
 電報・電話の出現 ……69
 アレクサンダル王とドラガ妃の死 ……70
 第一次世界大戦の戦況と惨状 ……71
 バルカン戦争とリマの税関 ……71
 第一次世界大戦中のクレムナ ……73
 第一次世界大戦での戦闘機の使用 ……74
 クレムナの教会とザハリヘ一家の運命 ……75
 ザハリヘとラドヴァンの別れ ……75
 第二次世界大戦とセルビア ……77
 セルビアの拡大と崩壊 ……77
 パルチザンとウジツェ共和国 ……77
 凄絶な民族紛争 ……78
 チトーの登場 ……80
 チトーの死 ……81
 チトーの死後 ……82
タラビッチとノーベル ~石油文明批判……83
第二次世界大戦後の世界 ……88
 第二次大戦後のロシアのこと? ……88
 国連の誕生と実態 ……89
 常態化する中東紛争 ……90
 テレビの発明、工場と鉱山 ……91
 農村が工業化される、母国の豊かな未来 ……92
 ジェンダーレス社会の到来 ……92
 血縁意識や倫理観の喪失 ……93
 塩田の発見 ……93
 ペルチャクダムの完成 ……94
 クロアチア紛争 ……95

5 「コロナ」以降の世界 ─世界最終戦争はすでに始まっている?─

 戦争を知らない者たちが瞞される認知戦争 ……98
 平和惚けの時代 ……99
 コロナとワクチンの罠 ……99
 東方の賢人たち ……101
 北に生まれる賢人(プーチン?) ……103
 世界最終戦争 ……105
 赤い皇帝? ……108
 「リセット」の時代とウクライナ戦争? ……108
 赤毛の王が平和をもたらす? ……109
 北からの回帰 ……110
 科学万能の世界観を批判 ……111

「第三の予言者」が加えた雑音 ……116
ミタールが見た「本当の世界」 ……121

妖精の輪と千の風 ─あとがきにかえて─ ……124








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