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 第70回 CL Windows



共通DLLの有無をチェック

先日、新しいノートパソコンを買いました。
日立のアウトレットで、7万いくら。新しいパソコンを買うと、環境を整えるのに数日はかかります。ATOKのインストールと設定、エクスプローラ拡張メニューのインストールと設定、猫まねきのインストールと設定……と続き、必要なソフトを次々にインストールしていく作業は、本当に面倒です。
大体終わったと思っても、使っていくうちに出てくるのが例の「○○.DLLがありません」「△△.ocxがありません」という警告メッセージ。
これはソフトの不具合ではなく、そのソフトを実行するのに必要な「共通プログラム」がパソコン内にインストールされていないという意味です。
ソフトを制作するためのソフト(開発環境)というものがあります。Visual Basic、Visual C++ 、Borland C++などが有名ですが、ソフト開発者はそれらのパッケージを使ってソフトを作っています。
パッケージにはいくつもの共通プログラム(ランタイムなどと呼ばれます)が含まれていて、作ったソフトを動かすのにはそのプログラムが必須という場合がありますが、それらは買ったばかりのパソコンに最初から入っているわけではなく、自分で用意しなければいけません。これが非常に面倒。
このCL Windowsは、必要なDLL類がインストールされているかどうかまとめてチェックしてくれるだけでなく、入っていないDLL類はダウンロード支援もしてくれます。
CLWindowsの画面
↑このような画面が出て、DLL類のインストール状況をチェック
上の画面で分かるように、VisualBasicの基本ランタイムのいくつかが未インストールでした。右のDLボタンを押すだけでネットに接続し、未インストールのDLLをダウンロードし、インストールまでしてくれます。
これは本当に感動もの。
種類によっては、ダウンロード用ページに接続するだけで、あとは自分でダウンロード、解凍、インストールをしなければなりませんが、それでもいちいちこのDLLはどこにあるのだろうなどとネット上をうろうろする必要がないのですから大助かりです。
下は↓アーカイバ(書庫ファイル作成・解凍などのソフト)関連のDLL類。Get It!というボタンを押すとダウンロード用のページにジャンプしてくれます。
CLWindowsの画面
新しいパソコンを買ったら、まずはこのCLWindowsを使って、入っていないDLL類を一括インストールしておきましょう。


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