More ソフ得! =ソフトの宝島=

第125回  Sharaku     作者  松永智則



デジカメ写真などの画像ファイルを加工・編集するソフトのことをフォトレタッチソフトといいます。プロの間ではPhotoshopがもっとも有名ですが、非常に高価なので(実売価格は7〜8万円くらい)、一般には縁遠いソフトでもあります。
SharakuはPhotoshop同様、さまざまな画像加工ができる高機能ソフトで、しかもフリーソフト。元画像にさまざまな効果を加える「フィルター」機能が充実している他、セル画を重ねるようにして編集するのに不可欠な「レイヤー」機能もあります。
Photoshopは、写真画像の明暗や鮮明度などを細かく補正していく作業にもよく使われますが、Sharakuは、そうした微妙な画質補正よりも、積極的に効果を重ねていき、元画像とはまったく違う印象のアート作品に仕上げるのに向いています。
油彩画や水彩画風にしたり、メタリックな光沢を出したりして、大胆に遊んでみましょう。
フォトレタッチという概念が一般化した現代にデビューしていたら、アンディ・ウォーホールなどはあれほどの成功を収めただろうか、などと、ふと思ってしまいます。「なんだ、レタッチしただけじゃん」と、まったく相手にされなかったかもしれません。
ということは、あなただって、今ならウォーホールのような作品は作れるわけです。デジタルモダンアートは、技術に関係なく、誰もが楽しめる趣味になりました。定年後の趣味としても面白いのではないでしょうか? 気軽に挑戦してみましょう。
↑こんな感じのレタッチソフトです

『デジカメ写真は撮ったまま使うな! ガバッと撮ってサクッと直す』(岩波アクティブ新書) 『デジカメ写真は撮ったまま使うな! ガバッと撮ってサクッと直す』(岩波アクティブ新書 940円+税 全ページカラー)  デジカメの肝は、大胆にガバッと撮影して、その写真をそのまま出力せず、必ず「補正して」使うこと。しかも、使いにくいデジカメのオマケソフトなどではなく、IrfanViewをはじめとした優秀なフリーソフトでサクッと加工・管理するのが肝。大胆で即効性の高い「ガバサク理論」でデジカメライフが変わる。オールカラーの実例写真を眺めているだけでも楽しい、1000円でおつりのくる待望の新書サイズデジカメガイド!
詳細情報はこちら  Amazonで購入はこちら



 このソフトのダウンロードはダウンロードサイトはこちらこちらから (現在、多くのフリーソフトが配布終了になっています。似たようなソフトが出ていないか、窓の杜やVECTORのサイトで探してみてください。) 


 たくき よしみつ の書籍販売はこちら

前へ前へ  タヌパックのCDご購入はこちら  パソコンは買ったまま使うな    次へ次へ


index | takuki.com |  狛犬ネット | 音楽 | AICコラム |